2025年4月7日更新

「昨日もゴルフに行ってきたし、卓球も毎週、やっているよ。他にも市役所が開く会合に出たり、けっこういそがしいんだよ」。今回、おじゃましたのは、東京都内から鹿嶋に移住して5年目になる八百板宣太郎さんのお宅です。鹿嶋への移住の決め手は、趣味のゴルフと卓球を楽しめる場所だったからとのこと。「女房を亡くしてから、二人で暮らしていたマンションではどうしても昔を思い出してばかりでね。それなら明るいところへ行こうかなと、インターネットで茨城や千葉あたりを見ていて、偶然、大和ハウジングのホームページをみつけたんです。移住者どうしのゴルフや卓球のサークル活動もあると知って、ちょっと見てみようかなと、娘と一緒に鹿嶋に来てみたんです。4〜5件の中古物件を見てみると、庭もあれば小さな畑もできる、このあたりの環境の良さを娘もわかってくれました」。ただ、80歳のお父さんの一人での移住を、娘さんは当初、心配したそうです。


「車を運転しないなら鹿嶋に引っ越してもいいよと娘が言うので、運転免許は返上することにしました。私も60年以上運転して、車にも飽きていたからね。車なしでも自転車で生活できることを考えて物件を絞って、マンションよりもちゃんとした家のつくりに感心して、この家に決めました」。車を運転しないことにしたのは正解だったと宣太郎さんは言います。「自分では元気だと思っていても何が起こるかわからないからね。娘が買ってくれた電動自転車であちこちへ走っています。食材は生協に届けてもらえるので生活に支障はないね」。移住者サークルの施設「なごみ館」で卓球をしたり、ピザを食べながら語らったり。卓球は市役所の卓球場でも週2回、本格的に取り組んでいるとのこと。カレンダーにはたくさんの予定が書き込まれていました。奥様を今も想い続けながらも、自分が人生を楽しみ元気でいることが、娘さんやお孫さんを安心させる。そう気持ちを切り替えての移住、とても素敵だと思いました。これからもゴルフも卓球も畑も頑張ってください。
