2025年10月3日更新

今回、お話をお聞きしたのはTさん(61歳)。約20年暮らしてきた宇都宮の住まいとは別に、セカンドハウスとして鹿嶋で住まいを新築され、週の半分をここで過ごされています。「宇都宮の家は街の中にあってショッピングモールも近い、すごく便利な場所なんです。だから、もう一軒は不便なくらい何もないところを探していました」。最初は栃木県内の那須も候補地として検討されていたとのこと。ただ、物件を見に行ってみると那須の別荘地は急な坂道が多く、冬は行きづらいと判断。そこで海に近いエリアを探し始めて、ここ鹿嶋を見つけてくださいました。「宇都宮からも1時間半くらいで来れるし、広い土地がありました。海も近くて、すごく雰囲気のいい土地だったので決めました。大和ハウジングさんがいろいろな土地や家をまわって見せてくれて、その中にあったD:GLANTZシリーズの平屋の外観が気に入ったんです」。




週末を含む週の半分くらいをここで過ごし、月に何度かは奥様やお孫さんも来て一緒に過ごされているとのこと。「私がいちばんやりたかったのが薪ストーブのある暮らしなんです。冬に来やすい場所を探したのも、それが理由。火を焚きに行く家が欲しかった」。冬に備えて薪割りをして過ごすのも本当に楽しいと話してくださいました。広い庭には家庭菜園もありました。「遊び程度ですが、スイートコーン、トマト、ピーマン、ナスを育てています。鹿嶋は土や気候がいいようで野菜がよく育ちます」。お孫さんが来たときは、広い庭がラジコン遊びの場になるとのこと。都市部とちがって思い切りラジコンを走らせられる環境にお孫さんは大喜びで、鹿嶋の家でのいちばんの楽しみになっているそうです。薪割り、菜園、ラジコンと、Tさんご家族の暮らしに、この場所ならではの豊かな「遊び」が生まれていました。

宇都宮でも週2回はジムに行って体を動かしているというTさん。鹿嶋の家にはクロスバイクが置いてあり、涼しい季節はこれで走り回るとのこと。東には太平洋、西には北浦があり、サイクリングに最適なコースが多い鹿嶋を満喫されているようです。もともとの出身は北海道だというTさんにとって、大きな空の眺めや、広い自然の中を走りながら風を感じる日々は、体が求めていたものなのかもしれません。宇都宮よりも2、3℃は涼しい気候が嬉しいと話されていました。「東京で仕事をしていた頃の仲間が遊びに来ることもあるんです。みんなびっくりしますよ、田舎すぎて。周りに何もないって」。そう話すTさんはなんだか誇らしそうです。都会的なものは何もないけれど、健康で楽しい人生に大事なものがたくさんある。そんな鹿嶋の良さを気づかせていただきました。
